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お知らせ

國田寛名誉教授が瑞宝中綬章を受章

   國田 寛 (くにた ひろし)名誉教授の平成28年秋の叙勲において,瑞宝中綬章の受章が決定しました.

   國田寛名誉教授は,京都大学学大学院理学研究科修士課程を修了,九州大学工学部助手,九州大学理学部助手,昭和39年12月名古屋大学教養部助教授に昇任,昭和40年9月同大学理学部助教授を経て昭和52年9月に九州大学工学部教授に昇任,平成6年6月同大学大学院数理学研究科教授に配置換,数理システム講座を担当し,平成12年3月31日定年にて退職するまで数学の教育・研究に努め,平成12年には本学名誉教授の称号を授与されています.
   國田寛名誉教授は,確率論の教育,研究に努め,応用も視野に入れた確率解析学の諸分野で多大な功績を上げ,国内外で中心的指導者として活躍してきました.世界的規模で展開する研究テーマの変遷の中で,様々な決定的な成果を上げています.とくに,後年国際的に國田-渡辺理論と呼ばれ,数理ファイナンス理論で中心的役割を果たすことになる,マルチンゲールに基づく確率積分の定式化と基礎理論の確立,また確率微分方程式の定める確率流の位相同相性の解明と確率流を定める特性量の発見,非線形フィルターを定める確率微分方程式の導出など,同人の成果は国際的な確率論,とくに確率解析の進展に大きく貢献しました.