公開講座

現代数学入門

九州大学大学院数理学研究院とマス・フォア・インダストリ研究所 は、福岡県教育委員会の後援を得て、高校生を含む市民の皆様に楽しい数学の心をお伝えするため、毎年講座を開講しています。

2024年度の公開講座

概要

8月8日(木) 10:30~12:30, 13:30~15:30
ゼータで素数を数える
講師: Ade Irma Suriajaya(数理学研究院 准教授)

講義録

8月9日(金) 10:30~12:30, 13:30~15:30
ランダムウォーク入門
講師: 角田 謙吉(数理学研究院 准教授)

講義録

開催日時

2024年 8月8日(木) 10時30分 ~ 12時30分, 13時30分 ~ 15時30分
2024年 8月9日(金) 10時30分 ~ 12時30分, 13時30分 ~ 15時30分
両日とも、午前午後の4時間を通して1つのテーマについての講演です。

会場

九州大学伊都キャンパス ウエスト1号館 D棟4階 IMIオーディトリアム
Zoomウェビナーを用いたハイブリッド形式

受講料

無料

定員

現地 90名、Zoomウェビナー 1000名

申込期間

現地参加: 2024年 7月 26日(金)【必着】
Zoom参加: 当日まで受け付け可能

お問い合わせ先

公開講座事務局 ext-course@jimu.kyushu-u.ac.jp まで

後援

福岡県教育委員会

ゼータで素数を数える(8月8日)

講師: Ade Irma Suriajaya(九州大学 数理学研究院 准教授)

整数の性質を調べることは整数論分野の主な目標ですが、符号の情報を落とせば正の整数(自然数)の場合に絞られます。そこから更に、自然数の一意的な素因数分解により、素数だけ調べれば十分です。素数は2以上全ての自然数を表せるくらい多く存在しますが、実際にどれくらい多いのか、どの区間においても同じく多いのかが意外と難しい問題です。そこで、私の分野では「素数の分布」を特殊な関数である「ゼータ関数」を用いて解析します。この講義で、素数の振る舞いを簡単なお話から説明し、ゼータ関数との関係まで簡約に紹介します。

ランダムウォーク入門(8月9日)

講師:角田 謙吉(九州大学 数理学研究院 准教授)

確率論はランダム(デタラメ)な現象を解析する数学の分野です。ランダムな現象なので結果を観測するまで何が起こるか分からないですが、そんなに悪くない状況ではランダムな現象の中に一定の法則を見出すことができます。それらは数学の定理として述べることができ、非常に興味深い対象としてこれまで多くの研究が行われてきました。この公開講座ではランダムウォークと呼ばれる、確率論において最も単純な対象について説明します。ランダムウォークの様々な性質や関連する話題を紹介する予定です。

過去の公開講座

  • 2023年度

    概要

    ひと筆書きの散歩道(鍛冶静雄)

    講義録

    場合の数とべき級数(斎藤新悟)

  • 2022年度

    概要

    基本群入門(蔦谷 充伸)

    データを集めて分析する(佃 康司)

  • 2021年度

    概要

    素数と幾何学(勝田 篤)

    講義録

    和公式と解析数論(権 寧魯)

    講義録
  • 2020年度

    新型コロナウィルス感染拡大により中止

  • 2019年度

    概要

    確率論の極限定理(と臨界現象)(原 隆)

    講義録

    データ解析と統計学(廣瀬 慧)

    講義録
  • 2018年度

    概要

    回転成層流体の数理(髙田 了)

    超平面配置の数学(阿部 拓郎)

    講義録
  • 2017年度

    概要

    オイラー数と幾何学とトポロジー(笹平 裕史)

    同期現象の数理(千葉 逸人)

  • 2016年度

    概要

    統計的モデリングの数理(増田 弘毅)

    格子の最短ベクトル問題と暗号応用(安田 雅哉)

  • 2015年度

    概要

    マトロイドと離散最適化(神山 直之)

    ラマヌジャンの最後の手紙(樋上 和弘)

  • 2014年度

    結び目の数学 --結び目をつくる、結び目をほどく(高田 敏恵)

    非可換性と無限次元(増田 俊彦)

  • 2013年度

    単細胞のかしこさ(手老 篤史)

    アーベル多様体と数論(田口 雄一郎)

  • 2012年度

    剰余類で遊ぶ --オイラーの定理とその応用--(佐藤 榮一)

    誤りを訂正する数学(平岡 裕章)

  • 2011年度

    シャボン玉はなぜ丸いか --曲面の変分問題と自然現象--(小磯 深幸)

    真空の力を生む素数たち --ゼータを通した無限の計算(若山 正人)