流体力学極限に対する大偏差原理
開催期間
2023.12.21(木)
17:25 ~ 18:10
17:25 ~ 18:10
場所
IMIオーディトリアム(D-413)
講演者
角田 謙吉 (九大・数理)
概要
概要:大偏差原理とはDonskerとVaradhanによる一連の研究の中で定式化された極限定理の一つであり、
現代の確率論の研究において最も多く研究されている問題の一つである。大偏差原理は確率論のみならず、
統計物理、数理統計、力学系などの関連分野に現れ、更に偏微分方程式や変分法などの解析学の問題と
密接に繋がる。本講演では大偏差原理の歴史的背景を振り返りつつ、流体力学極限とよばれるある種の
大数の法則に対する大偏差原理と関連する問題について説明を行う。