分野別セミナー

高分子の形状を記述する模型としてEdwards模型と呼ばれる模型がある.
これはBrown運動に自己回避的な相互作用を入れた確率測度(Edwards測度)で定義されるもので,
weakly SAWの連続版とみなすことができる.
講演では3次元Wiener空間上のEdwards測度を定常分布として持つマルコフ過程の構成について述べる.
本講演はSergio Albeverio氏(Bonn大学), 楠岡誠一郎氏(京都大学),
梁松氏(早稲田大学)との共同研究に基づく.