アフィン部分空間から定まるシンプレクティックトーリック多様体の同変埋め込み
幾何学セミナー
開催期間
2024.10.4(金)
16:00 ~ 17:30
16:00 ~ 17:30
場所
W1-D-313
講演者
山口 健太朗(東京都立大学)
概要
【講演要旨】コンパクトなシンプレクティックトーリック多様体は、トーラスのHamilton作用による運動量写像の像として定まるDelzant多面体とよばれる凸多面体によって完全に分類される。シンプレクティックトーリック多様体のトーリック因子の補空間を複素トーラスとの同一視のもとで、複素トーラスの中の複素部分トーラスをコンパクト化して部分多様体を得ることができる。本講演では、このようにして得られた部分多様体はシンプレクティックトーリック多様体のある部分トーラスのHamilton作用について同変であることを説明し、その部分多様体の運動量写像による像として定まる凸多面体に関する研究を紹介する。