高水準言語 Julia を用いた数式処理システム開発とその展望
開催期間
2025.1.30(木)
16:30 ~ 17:30
16:30 ~ 17:30
場所
IMIオーディトリアム(D-413)
講演者
横山 俊一 (東京都立大学)
概要
日時:2025年01月30日(木)
16:00〜16:30 ティータイム(談話室,ウエスト1号館C棟5階 C-515 号室)
16:30〜17:30 講演(IMIカンファレンスルームD-414)
講師:横山俊一 (東京都立大学)
題目:高水準言語 Julia を用いた数式処理システム開発とその展望
概要:Julia とは、米 MIT を中心として2018年に stable ver.1.0 がリリースされた新しいプログラミング言語である。Python のように初心者にも書きやすい言語でありながら、C言語を凌駕するパフォーマンスを発揮することがあり、近年では LLVM 等を用いた大規模計算にも積極的に用いられている。本講演では、Julia を用いた数式処理システム開発の例として数論系に特化したシステム開発プロジェクト NemoCas を紹介する。またこの一環として、LMFDB 等に代表される数論・計算代数データベース開発プロジェクトとして新しく発足したOSCAR project の紹介を行う。とくに双方のプロジェクトに関連して、講演者がこれまで取り組んできた実装について解説する。加えて、2023年7月に IMI 共同利用として開催された Julia meetup のその後の動向についても時間の許す限り述べたい。