繰り込みを伴う確率偏微分方程式の研究の発展
開催期間
2025.6.5(木)
16:30 ~ 17:30
16:30 ~ 17:30
場所
D-413 IMIオーディトリアム
講演者
星野 壮登 (東京科学大学)
概要
日時:2025年6月5日(木)
16:00〜16:30 ティータイム(談話室,ウエスト1号館C棟5階 C-515号室)
16:30〜17:30 講演(IMIオーディトリアムD-413)
講師:星野壮登 (東京科学大学)
題目:繰り込みを伴う確率偏微分方程式の研究の発展
概要:非線形偏微分方程式にノイズ項を加えると,解が存在する(と期待される)空間は一般的に正則性の低いものとなり,「繰り込み」と呼ばれる操作が必要となる.かつてはKPZ方程式など,特定の方程式に限った研究が主であったが,Hairerが正則性構造という新しい理論を構築してからは,より一般の確率偏微分方程式を取り扱うことが可能となり,この10年の間に飛躍的に研究が発展してきた.本講演では,この分野における主要な研究を振り返るとともに,講演者の現在の研究や関心について述べる.