乱測度と量子超越の主張
統計科学セミナー
開催期間
2026.1.23(金)
14:50 ~ 15:50
14:50 ~ 15:50
場所
C-512 中講義室
講演者
間野 修平(統計数理研究所 統計基盤数理研究系)
概要
量子超越とは量子計算機が何らかのタスクにおいて古典計算の性能を上回ることをいい,技術的な理由から,実用性のないタスク,すなわちランダムに生成した量子回路の出力で行われる.そのような量子回路の実装は容易だが,古典計算機でシミュレートすることは,計算複雑性の議論から難しいと信じられている.Google (2019) の量子超越の主張の背景を説明した後,量子回路の出力は混合分布をde Finetti測度とする交換可能列であり,古典計算機上で壺モデルにより効率的に生成できることを紹介する.