動的ランダム・ワイル・サンプリングに関する極限定理
開催期間
2008.10.22(水)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
箱崎キャンパス 理学部3号館 3311号室
講演者
杉田 洋 (大阪大学)
概要
午後3時30分~4時 (ティータイム)
午後4時~5時 (講演)
概要:
確率論の大数の法則は,普通,独立同分布確率変数列について語られるが,じつは,独立性の条件を弛めて「ペアごとに独立」で十分であることが知られている.このことを利用し,"コンピュータによって模倣可能な"任意の確率変数 X と同分布でペアごとに独立な確率変数列を生成して,X の平均値を推定する実用的な手法「動的ランダム・ワイル・サンプリング(DRWS)」を開発した.一般にDRWSのサンプル平均はきわめて速く収束するが,講演では,その速さに関するある極限定理について述べる.