VR:体験と可視化のメディア
開催期間
2018.6.25(月)
16:30 ~ 17:30
16:30 ~ 17:30
場所
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 4階 IMIオーディトリアム (W1-D-413)
講演者
廣瀬 通孝 (東京大学大学院情報理工学系研究科)
概要
VR(バーチャルリアリティ)という言葉が初めて使われたのが、1989年のことであるが、その周辺がここ数年のうちに騒がしくなってきた。HMDを始めとする基本的ハードウェアの価格が大幅に低廉化したこと、全天周カメラを始めとする周辺的技術が充実したことなど、様々な要因が考えられるが、社会における認知度が格段に向上することは間違いないだろう。
VRは、体験の技術と言われている。何かを理解しようとするとき、色々と試せることは重要である。思考を頭の中に閉じ込めず、行動などの外部に可視化することによって、われわれはより賢くなることができる。現実の世界と異なる世界を作り上げることのできるVRの効用は言うまでもないだろう。本講演では、VRの技術の特徴から説き起こし、この技術の基礎科学における意味や可能性について考えてみたいと思う