企業の中の応用数学~ガラスの研究開発を例として
開催期間
2012.5.16(水)
17:00 ~ 18:00
17:00 ~ 18:00
場所
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所大講義室1 (数理・IMI図書館棟3F)
講演者
田 章 (旭硝子株式会社中央研究所)
概要
第9回 IMI Colloquium
日時:2012年5月16日(水)
17:00-18:00(16:15より談話室にてティータイム)
場所:九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
大講義室1(数理・IMI図書館棟3F)
講師:高田 章 氏(旭硝子株式会社中央研究所)
講演タイトル:企業の中の応用数学~ガラスの研究開発を例として
講演要旨:
ガラスの起源は紀元前7000年前ともいわれているから、 ガラスを作る方法、及びガラスの特性を変える方法の試 行錯誤は人類の文化の歴史とオーバーラップしている。 長い試行錯誤の積み重ねによって得られた経験が今日の 美しく実用的な数々のガラス製品となって花開いている が、ガラス材料の本質(原子レベルの構造あるいはプロセスの条件によって変化する非平衡な特性)はまだまだわからないことが多い。物性予測・プロセス設計の偏微分方程式を解くことから始まり、原子レベルの幾何学的な側面の解析、非平衡性に伴う統計的な側面の解析等、企業の中で応用数学がどう生かされているか、今後どのようなことを期待しているかについて議論したい。