量子計算機時代の暗号技術について
開催期間
2019.12.19(木)
16:45 ~ 17:45
16:45 ~ 17:45
場所
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 4階 IMIオーディトリアム (W1-D-413)
講演者
秋山 浩一郎 (株式会社東芝 研究開発センター)
概要
12月 臨時 IMI Colloquium
日時:2019年12月19日(木)
16:45-17:45
場所:九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 ウエスト1号館 D棟 4階
IMIオーディトリアム(W1-D-413)(円形階段教室)
講師:秋山 浩一郎 氏 (株式会社東芝 研究開発センター)
講演タイトル : 量子計算機時代の暗号技術について
講演要旨:
量子計算機の実現に向けた研究はここ数年で急速に進み、実用化に向けた歩みが感じられるようになってきた。これに呼応して、現在広く利用されている公開鍵暗号(RSA暗号など)が量子計算機によって破られるという懸念も次第に意識されている。勿論、現行の公開鍵暗号がここ数年で破られるという状況ではないが、公開鍵暗号は情報セキュリティを支える不可欠な技術だけに、これに代わる技術が世界的に求められている。本講演ではその中でも量子計算機でも解読が困難な公開鍵暗号(耐量子計算機暗号)の研究に焦点を当て、既存技術を数学的な観点から概観するとともに講演者が考える耐量子計算機暗号の在り方もを示す。また時間があれば現在進められている国際標準化の状況についても紹介したい。
12月 臨時 IMI Colloquium (2019/12/19開催)報告