曲面から向き付け不可能曲面への安定写像におけるminimal contour
トポロジー金曜セミナー
開催期間
2022.1.21(金)
16:15 ~ 16:45
16:15 ~ 16:45
場所
Zoomによるオンライン開催
講演者
萩原 黎弥 (九州大学)
概要
Roberto Pignoni氏により、2次元多様体から平面への安定写像の特異点について、カスプと自己交差の数と定義域多様体の関係が考察された。特に、ある写像とホモトピックな安定写像のうち、カスプと自己交差の数の和が最も少なくなるような写像を決定し、その特異値集合をminimal contourと呼んだ。その後、向き付け可能な曲面への安定写像についてminimal contourが考えられてきた。本講演では、特定の場合に限り向き付け不可能な曲面への安定写像について、今までの結果をもとにそのminimal contourを考察していく。