多項式写像の無限遠の特異点とニュートン図形
トポロジー金曜セミナー
開催期間
2016.7.15(金)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 小講義室 W1-C-514
講演者
石川 昌治 (東北大学)
概要
多項式写像が特異点を持たないにも関わらずファイバー束が局所自明でないとき、この特異点を無限遠の特異点と言う。無限遠の特異点の決定は一般には難しく、様々な方法でその特徴付けが行われている。2変数の場合は難易度は低く、詳細に研究を進めることができる。本講演では2変数多項式写像の場合に、トーリック型コンパクト化とトーリック型特異点解消を用いることで、無限遠の特異点を決定するという結果を紹介する。複素多項式写像の場合は講演者の2002年の結果で、実多項式写像の場合はDalat大学のPham Tien Son氏、VASTのNguyen Tat Thang氏との現在進行中の共同研究である。