分野別セミナー

本講演では、ホモトピー群と代数的K群が数学的にどういう立場に有るのかを詳しく説明する。球面スペクトラムのホモトピー群はホモトピー論における最重要対象の一つであり、「跡手法」を用いることで、それらの構造から球面スペクトラムのTR群が計算でき、これは球面スペクトラムの代数的K群の近似となる。講演の最後には、それらの素数2における9次元までの構造決定を行った講演者の結果も紹介する。