ロボットの配置空間の基本群を応用したロボット経路運動計画
トポロジー金曜セミナー
開催期間
2014.10.10(金)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
九州大学 伊都キャンパス 伊都図書館3F*中セミナー室1*(入口は数理・IMI棟3F)
講演者
金丸 裕紀 (九州工業大学大学院情報工学研究院 M2)
概要
FA化された工場・倉庫では非自律移動型ロボットによる作業・物資運搬が行われている.工場・倉庫で稼働しているAGVは決められた(設置された)1本の軌道上を移動することが多く,そのため複数台のAGVが稼働する場合は衝突を避けなければならない.自律移動型とは異なりセンサー等による自己回避能力がないので,複数台のAGVを稼働させる場合,事前に移動計画を立て,衝突することなく効率よく作業させることが求められる.これがロボットの経路運動計画である.本講演では,設置された軌道(幾何的グラフ,1次元複体)上の複数台のAGVの位置を1つの点と見なしたロボットの配置空間を考え,配置空間のトポロジーによるロボット経路運動計画への応用を考察する.特に,配置空間の基本群を考えることにより,複数台のAGVの移動(運動)を位相幾何学的に考察する.また,その配置空間の基本群の計算方法も提案する.