分岐理論と階数1の層の特性サイクル
代数学セミナー
開催期間
2016.7.22(金)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 中講義室 W1-C-512
講演者
谷田川 友里 (東京大学大学院数理科学研究科)
概要
なめらかな代数多様体上の構成可能層に対し特性サイクルとよばれる余接束上のサイクルが定義される。これは、斎藤氏により消失輪体を用いて定義されたもので、指数公式により層のオイラー数が計算できる。古典的なGrothendieck-Ogg-Shafarevich公式により、局所定数構成可能層の特性サイクルは分岐理論の不変量によって計算できると期待できる。この講演では、主に曲面の場合に階数1の層の特性サイクルが分岐理論の不変量で計算できることをみる。