懸垂実6次元射影空間の自己ホモトピー集合の群構造について
トポロジー金曜セミナー
開催期間
2009.12.4(金)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
伊都キャンパス伊都図書館3階 小講義室1
講演者
宮内 敏行 (九大数理)
概要
定義域を懸垂した空間とするホモトピー集合は、その懸垂による
群構造を入れることができる。この研究の共同研究者である向井純夫氏は
2003年にすべての次元の懸垂実射影空間の恒等写像のホモトピー類の
位数(懸垂位数)を決定した。その証明は実6次元射影空間の
懸垂位数を決定することによるものであったが、
懸垂実6次元射影空間の自己ホモトピー集合の群構造については
可換性であるかも未解決であった。
本講演ではその群が可換群であることおよび、それに関係のある
いくつかのホモトピー集合の群構造について紹介する。