Spatial and Structural Classification Analysis for Advanced Remotely Sensed Imagery (高度リモートセンシング画像に対する空間的・構造的判別分析)
統計科学セミナー
開催期間
2018.6.1(金)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 中セミナー室 W1-D-710
講演者
江田 智尊 (九州大学大学院数理学府)
概要
リモートセンシング技術の発展により,様々な特性で表現される地表面画像の取得が可能となった.とりわけ2012年以降,Unmanned Aerial Vehicle,いわゆるドローンを用いたセンシング技術は,これまでにないレベルの超高解像 (Extremely-high resolution, EHR) 画像を提供している.しかし従来の画像解析手法はこれらの画像に対して適切な出力を提供することができない.そこで本研究では,EHR画像の土地被覆画像解析に対する有効なアプローチを開発することを目的とする.EHR画像解析にて特に考慮されるべき問題は,出力空間の相関性,空間従属性の2つである.これらを同時に解決する手段として,Structured Support Vector Machine (Structured SVM)を基に,出力相関性・空間従属性を同時に埋め込む新たな判別器 (Spatial and Structured SVM) を提案した.本講演では我々の解析アプローチの詳細,EHR画像/ハイパースペクトル画像を用いて評価した数値実験の結果について議論する.