生物学や環境科学周辺におけるベイズ統計の応用
統計科学セミナー
開催期間
2016.7.22(金)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 中セミナー室 W1-D-710
講演者
徳永 旭将 (九州工業大学)
概要
生物学の周辺分野では、細胞レベルから分子レベルの動態を長時間計測することが可能となり、4次元または5次元の画像としてイメージングデータが日々蓄積されている。このような膨大なデータ群から、生命活動や知的活動の本質に迫る様々な情報を定量化する解析技術の開発が重要な課題となっている。同様に、地球環境に関連する分野においても、衛星や地上の同時計測が可能となり、多様なセンシングデータがリアルタイムで計測されている。これらを活かし、環境変動や自然災害に対する危機管理をサポートする技術の開発は、現在のデータ科学における重要な課題の一つである。我々はこのような問題に対し、ベイズ統計と機械学習を基軸としたデータ駆動型の知識発見や予測を支える研究を行っている。本セミナーでは、生物学、神経科学、地震学、宇宙科学、気象学などを中心に、自然科学分野における共同研究について紹介する。
※ この研究集会は【科学研究費補助金 若手研究(B)課題番号:15K15949 研究代表者:廣瀨 慧】(日本学術振興会)の援助のもと開催されます.