時間間隔知覚に対するベイズモデルの提案と心理物理学的にモデルを検証する実験手法の検討
統計科学セミナー
開催期間
2014.9.18(木)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
九州大学 伊都キャンパス 数理学研究教育棟3階 中セミナー7
講演者
澤井 賢一 (九州大学 大学院芸術工学研究院)
概要
脳が感覚器を通して得る情報には,内的・外的要因によって多くの不確実性が含まれる。この不確実な情報を元に外界を正しく知覚するために、脳はベイズ推定によって外界に対する統計的な知識と観測情報を組み合わせて知覚を行っていると考えることができる。本発表では、知覚される時間の長さが前後の文脈によって変化する複雑な時間知覚現象に対して、ベイズ推定によるモデル化を提案する。さらに,その提案モデルから予測される知覚現象と,その検証実験の方法について議論する.