分野別セミナー

要旨：

二つのセミマルチンゲールをそれぞれ積分過程、被積分過程とする伊藤積分の Riemann 和近似における誤差を、分割が細かくなる極限におけるある種の漸近分散の形で評価する。分割の方法に依らない下界を与え、またこの下界を達成する分割（停止時刻列）を陽に構成する。