画像データによる脳形態解析法について
統計科学セミナー
開催期間
2011.7.8(金)
16:00 ~ 17:00
16:00 ~ 17:00
場所
伊都キャンパス 伊都図書館3階 中セミナー室4
講演者
川口 淳 (久留米大学バイオ統計センター)
概要
要 旨: 脳の三次元MRI画像から得られる萎縮などの形態から認知症発症予測の
ための統計手法について検討する.発症か否かの予測は画像データが与えられ
た時の発症事後確率をロジスティック回帰モデルにより推定し,その確率に基づき行う.
脳画像データは立体的にボクセルという単位で区分され,各ボ クセルの画素値
をベクトル化したものが説明変数となり,その変数の数は100万近くになる.想
定しているデータのサンプル数は50~100であり 事後確率の推定が困難になるた
め,次元縮小モデリングを行う.そのための方法を紹介し,脳画像から生成した
シミュレーションデータを基に方法の比 較を行う.
本セミナーに先立ち,学生向けに久留米大学大学院バイオ統計学群の紹介と
セミナーの内容の導入を行う.