Casselmanの部分表現定理に関するQシリーズ類似の反例について
表現論セミナー
開催期間
2021.7.12(月)
17:00 ~ 18:00
17:00 ~ 18:00
場所
Zoomによるオンライン開催
講演者
田内 大渡(九大IMI, 学振PD)
概要
Gを実簡約群、Qをその一般放物型部分群とする。Gの既約許容表現のうち、Qから誘導された退化主系列表現の部分商表現として実現できるものを、Qシリーズに属する表現と呼ぶことにする。このときPをGの極小放物型部分群とすれば、Harish-Chandraの部分商表現定理により、Gの任意の既約許容表現はPシリーズに属することがわかる。一方Casselmanの部分表現定理によれば、より強く任意の既約許容表現、つまり任意のPシリーズに属する表現は、Pから誘導された主系列表現の部分表現として実現される。この講演では、この部分表現定理のQシリーズ類似、すなわち「任意のQシリーズに属する表現はQから誘導された退化主系列表現の部分表現として実現できる」という主張の反例についてお話しする。
Zoomミーティングに参加する
https://us06web.zoom.us/j/84827440281?pwd=b2hjTG5nWGhETi92SDQyd2I1blRydz09
ミーティングID: 848 2744 0281
パスコード: 112211