On the structure of a log smooth pair in the equality case of the Bogomolov-Gieseker inequality
幾何学セミナー
開催期間
2021.6.25(金)
16:30 ~ 17:30
16:30 ~ 17:30
場所
Zoomによるオンライン開催
講演者
岩井 雅崇(東北大学 RACMaS)
概要
宮岡-Yau不等式の等号が成立するならば, 射影複素多様体Xの構造は限られることが分かっている. より正確に述べると「XがKahler-Einstein計量を持つとき, 宮岡-Yau不等式が成り立ち, さらにその宮岡-Yau不等式の等号が成立するならば, Xの普遍被覆空間は複素射影空間, 複素Eucild空間, 複素Eucild空間の単位球の3種類に限られる」ことが分かっている.
本講演ではlog smooth pair (X,D)に対して「(X,D)に関する宮岡-Yau型の不等式の等号が成立するならば, (X,D)の構造はどのようなものになっているか」という問題を考え, その問題に関する関連研究ならびに講演者によって得られた定理を紹介する.