Lorentz-Minkowski空間における平均曲率に関するHeinz型評価について
幾何学セミナー
開催期間
2021.7.30(金)
16:30 ~ 17:30
16:30 ~ 17:30
場所
Zoomによるオンライン開催
講演者
川上 裕(金沢大学)
概要
3次元Euclid空間において,半径Rの球面の平均曲率は一定でその値は1/Rである.よって,平均曲率の値が大きいと半径は小さくなり球面は小さくなる.一般の曲面に対しても平均曲率が大きくなると曲面がある意味小さくなることを主張する結果としてHeinzの評価が知られている.本講演では,Euclid空間におけるHeinzの評価の結果の解説から始め,本田淳史氏,小磯深幸氏,通峻祐氏との共同研究で得た,Lorentz-Minkowski空間のグラフ超曲面に対するHeinz型評価とその系として得られるBernstein型の結果を紹介する.