分野別セミナー

UOV署名方式は多変数多項式求解問題をベースとする署名方式である。特に、NISTが行っている耐量子計算機暗号標準化プロジェクトのファイナリストRainbowや最近提案されたQR-UOV、MAYOなどの構成の基盤となる非常に重要な方式である。今回このセミナーでは、UOVの公開鍵に現れる二次多項式たちが生成するイデアルのHilbert級数に着目する。特に、その公式を実験結果から推測し、安全性解析への応用について述べる。本研究はNTTとの共同研究である。

（連絡先：池松　ikematsu(at)imi.kyushu-u.ac.jp）