第5回:博多応用数学セミナー
その他
開催期間
2013.7.27(土)
13:30 ~ 17:30
13:30 ~ 17:30
場所
リファレンス駅東ビル内会議室O (博多駅より徒歩数分)
講演者
佐藤 浩司 (東北大学WPI-AIMR)
概要
※この研究集会は【科学研究費補助金 若手研究(A) 課題番号:24684007
研究代表者:平岡 裕章】(日本学術振興会)の支援のもと開催されます。
講演者:佐藤 浩司 氏 (東北大学WPI-AIMR)
タイトル:トポロジカル絶縁体と静磁スピン波におけるロバストな励起状態について
アブストラクト:
従来の絶縁体、半導体、金属などの分類に当てはまらない新しいタイプの物質として近年固体物理学の分野で注目を集めているトポロジカル絶縁体は、その物質内部では絶縁体であるが、表面上では金属状態が現れるとういう性質を持っている。チャーン数などの位相不変量とコンダクタンスなどの物理量の結びつきから、この表面状態と系のトポロジカルな性質には密接な関係があることが知られており、その結果表面状態は不純物や系の表面の形状変化に対してロバストである。また、最近の理論的研究で磁気モーメントの集団励起であるスピン波においても、この様なトポロジカルな励起状態が可能であることが指摘されており、スピントロニクスなどの分野においての応用も期待される。今回のセミナーでは物理的な基礎や背景を交えて、トポロジカル絶縁体とスピン波においてのトポロジカル相について紹介する。
リンク:
リファレンス駅東ビルWebsite