分野別セミナー

＊幾何学セミナーはグローバルCOEプログラム「マス・フォア・インダストリ」
の活動の一環として行われております。

概要：
本講演では非平坦複素空間形内の実超曲面論の一つの応用として、
球面内の概接触計量構造を持つあるリーマン部分多様体の族を考察する。
特に、この族の中で構造テンソルφに関して不変な第二基本形式を持つもの
の存在、非存在について得た主結果を紹介するのが目的である。
さらに、第二基本形式が弱い意味でφ‐不変であるリーマン部分多様体の中には、
そのはめ込みが法接続に関して平行な平均曲率ベクトルを持つものがある。
この部分多様体の持つ性質についても紹介する。
最後に、今後の課題について紹介する予定である。