旗多様体内の実形の大域的タイト性について
幾何学セミナー
開催期間
2009.12.4(金)
16:00 ~ 18:00
16:00 ~ 18:00
場所
九州大学西新プラザ 2階中会議室
講演者
酒井 高司(首都大東京理工)
概要
*いつもと開始時間・場所が異なるのでご注意ください。
*幾何学セミナーはグローバルCOEプログラム「マス・フォア・インダストリ」
の活動の一環として行われております。
概要:
Y.-G. OhはHermite対称空間内のLagrange部分多様体のタイト性の概念
を導入し、複素射影空間内の大域的にタイトなLagrange部分多様体は
全測地的な実射影空間に限ることを示した。一方,局所的なタイト性
については,竹内-小林がコンパクト型Hermite対称空間の実形は局所的に
タイトであることを示している.
本講演では、等質Kahler多様体内の実形の大域的タイト性を調べるために
積分幾何学とLagrange交叉理論を用いる手法を導入する。これにより,
複素2次超曲面および旗多様体の実形のいくつかが大域的にタイトである
ことを示す。