擬凹旗領域のサイクル連結性 (第三回多項式数学セミナー)
多項式数学セミナー
開催期間
2020.1.8(水)
10:00 ~ 11:30
10:00 ~ 11:30
場所
九州大学 伊都キャンパス ウエスト1号館 中セミナー室 W1-C-716
講演者
巴山 竜来 (専修大学)
概要
半単純複素リー群が作用する旗多様体を考えるとき,その実形による軌道で開部分集合となるようなものは旗領域と呼ばれる.旗領域は擬凸か擬凹の2種類に分類できることが最近のHuckleberry氏,Latif氏との共同研究で分かった.擬凸旗領域はおおよそHermite対称領域のようなもので,古典的によく知られているが,擬凹旗領域については分かっていないことが多い.松木対応により旗領域は極大コンパクト群の軌道となるコンパクト複素多様体(サイクル)を含むが,擬凹旗領域はこのサイクルに関する性質が関連している.本講演ではサイクル連結性と呼ばれる性質に注目し,ワイル群の組み合わせ論との関連性について考える.
リンク
セミナーHP