分野別セミナー

グラフ曲線に, 障害物を表す既知函数を下回らないという外的束縛が加えられた条件の下, p-弾性エネルギーと呼ばれる高階幾何学的汎函数の最小化問題を考察する. 最小化問題の解は, (i) p-弾性エネルギーの Euler--Lagrange 方程式の特異性または退化性, (ii) 障害物の存在という, 正則性の損失が起きる二つの可能性を抱えている. そこで本講演では, (i), (ii) の二つの要因の内, どちらが影響として優位に働くかを見る. なお, 本講演の内容は Anna Dall'Acqua 氏 (Ulm University), Marius Müller 氏 (Freiburg University), 岡部真也氏 (東北大学) との共同研究に基づく.

※　最新の講演題目・要旨等の情報につきましてはホームページ
http://www2.math.kyushu-u.ac.jp/FE-Seminar/
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