Trudinger-Moser型汎関数におけるH^1臨界点の漸近挙動について
関数方程式セミナー
開催期間
2022.4.22(金)
15:30 ~ 16:30
15:30 ~ 16:30
場所
Zoomによるオンライン開催
講演者
橋詰 雅斗 (広島大学)
概要
劣臨界及び臨界Trudinger-Moser型汎関数の正値臨界点について、領域のスケールに関するパラメータを導入し漸近挙動を考察する。今回扱う臨界点はNeumann境界条件を満たす非局所楕円型方程式の解となっており、関連する代表的な研究としてはLin-Ni-Takagi(1988)やNi-Takagi(1991)などがある。幾つか得られた結果の中で、特に、最大化関数においてパラメータを無限大にした場合の結果を中心に紹介する。最大化関数においては、Trudinger-Moser型汎関数の指数によって漸近挙動が異なるという結果が得られる。この挙動が分かれる境目は、全空間Trudinger-Moser不等式の最大化問題の達成可能性が分かれる劣臨界の指数となる。
最新の講演題目・要旨等の情報につきましてはホームページ
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