磁場の領域分割計算における反復法の適用例
九州大学数値解析セミナー
開催期間
2011.11.1(火)
15:30 ~ 17:00
15:30 ~ 17:00
場所
九州大学伊都キャンパス 総合学習プラザ1階 工学部第5講義室
講演者
金山 寛 (九州大学 大学院工学研究院), 荻野 正雄 (名古屋大学 情報基盤センター), 杉本振一郎 (東京大学 大学院工学系研究科)
概要
静磁場解析に領域分割法を適用して久しいが,インターフェース問
題の反復法にはこれまで共役勾配法(CG法)を一貫して用いてきた.
最近,講演者の周囲で共役残差法(CR法)や最小残差法(MINRES)を適
用することにより,より滑らかな残差ノルムの減少が見られるよう
になった.いくつかの数値例で,そのあたりの様子を紹介したい.
本講演は2011年5月31日の第272回Q-NAセミナーにおける荻野正雄(九
大)の講演の続編にあたるが,複素対称行列から実対称行列に係数
行列が変更になってもほぼ同様な状況が再現されることを示す.な
お講演日の11月1日から荻野正雄は九大から名大に転出する.本講
演はその"はなむけ講演"でもある.