タンパク質の構造解析へ向けた計算ホモロジーの応用
現象数理セミナー
開催期間
2011.6.14(火)
15:30 ~ 17:00
15:30 ~ 17:00
場所
伊都キャンパス 総合学習プラザ1階 工学部第10講義室
講演者
平岡 裕章 (九州大学マス・フォア・インダストリ研究所)
概要
本講演ではタンパク質の構造解析へ向けた計算ホモロジーの応用について解説する.タンパク質のファンデルワールス球体モデルはCech複体によってホモトピー型が決定できることからそのホモロジー群は数値的に求めることが可能である.またファンデルワールス半径パラメーターが自然に1次元フィルトレーション構造を定めるが,これによりPersistentホモロジー群も取り扱うことが可能となる.本講演ではこれらの基本的な道具を用いて以下の話題を考察する:
1. 2次ベッチ数とタンパク質の圧縮率の関係
2. Persistent ホモロジー群のタンパク質に普遍的な性質
3. 最小生成元と空洞検出
*九州大学数値解析セミナー・現象数理セミナー 合同セミナーです.
*通常と曜日と場所が異なりますので、ご注意下さい。