卵割の数理モデル
現象数理セミナー
開催期間
2009.11.5(木)
15:30 ~ 17:00
15:30 ~ 17:00
場所
伊都キャンパス 伊都図書館 3 階 中セミナー室 3
講演者
秋山 正和 (広島大学大学院理学研究科 数理分子生命理学専攻)
概要
卵割とは発生の初期段階で、受精卵が分裂を繰り返しながら細胞数を増やしていく過程である。卵割は生物の複雑なパターン形成の基礎的な過程であり、たいへん重要である。しかしながら、卵割の過程で個々の細胞がどのようなメカニズムで細胞分裂を規則的に再現しているかは良くわかっていない。本研究では、ウニの卵を例にとり、植物極・動物極からの化学物質の拡散に着目し、中心体に走化性を与える事により、初期の卵割の過程を記述する数理モデルを構築した。