分野別セミナー

一次元の Henon 方程式の２点境界値問題を考える. この問題は一意な正値偶関数解をもつ. 方程式のあるパラメータが十分小さいときは, 正値解はその偶関数解のみであるが, パラメータが十分大きいときは, 非対称な正値解が現れることが, よく知られて いる. 従って, パラメータと正値偶関数解を組みにした集合を正値偶関数解の枝とみなすと, その枝から非対称正値解が分岐することが期待される. 本講演では, 実際, そのようなことが起こることがわかったので報告したい. 本講演は，Inbo Sim 氏 (University of Ulsan) との共同研究に基づくものである.

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