加藤の自己共役性の問題について
関数方程式セミナー
開催期間
2015.11.20(金)
15:30 ~ 17:00
15:30 ~ 17:00
場所
福岡大学・セミナーハウス・2階セミナー室D
講演者
側島 基宏 (東京理科大学)
概要
T.Kato によって1981年に提起された自己共役性の問題について考える.T.Katoは拡散係数$(a_{jk})$とポテンシャル$V$が多項式的に増大する場合のSchrödinger作用素の自己共役性の十分条件を与えている.一方で,その臨界に相当する場合は1次元ときのみ十分条件が得られており,多次元の場合の結果はあまり知られていない.本講演では,未解決となっている多次元の場合を扱う.