ある変数係数反応拡散方程式がつくる点凝集パターンと位置決め函数
関数方程式セミナー
開催期間
2013.6.28(金)
15:30 ~ 17:00
15:30 ~ 17:00
場所
福岡大学・セミナーハウス・2階セミナー室D
講演者
山本 宏子 (東北大学・理)
概要
生物の形態形成モデルとしてGiererとMeinhardtが提唱した活性因子-抑制因子系は様々なパターンを作るが、最も単純なものとして点凝集パターンがある。これは有限個の点の周りの極めて狭い範囲に分布が集中するパターンであり、その凝集点がどこになるかが最も興味深い問題である。媒質が均一の場合には、凝集点は領域の幾何から決まることが明らかにされている。本講演では不均一媒質の場合の凝集点の特定をする。