Remarks on the fundamental solution to Schrödinger equation with variable coefficients
関数方程式セミナー
開催期間
2011.6.10(金)
15:30 ~ 17:00
15:30 ~ 17:00
場所
福岡大学・セミナーハウス・2階セミナー室D
講演者
中村 周 (東京大学・数理)
概要
ユークリッド空間上の変数係数シュレディンガー方程式を考えると、時間
発展の基本解が(ヘルマンダーの意味での)フーリエ積分作用素として書
けない事はよく知られている。係数に関する適当な短距離型の条件と、測
地流の非補足性を仮定すると、基本解は自由なシュレディンガー作用素の
基本解とフーリエ積分作用素の積として表現できる。証明には、散乱理論
のアイデアと、ビールス型の擬微分作用素の特徴付けによく似た、フーリ
エ積分作用素の特徴付けを用いる。