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吉川 敦 名誉教授が令和5年度秋の叙勲で瑞宝中綬章を受章

数理学研究院

吉川 敦(よしかわ あつし)名誉教授が令和5年秋の叙勲で瑞宝中綬章を受章しました。

吉川 敦 名誉教授は、昭和45年8月北海道大学講師(理学部)に採用され、同48年12月同助教授への昇任を経て、昭和60年6月に九州大学教授(工学部)に就任されました。その後、平成6年6月同大学大学院数理学研究科教授への配置換、同12年同大学大学院数理学研究院教授への配置換を経て、同18年3月31日定年にて退職されるまで、九州大学大学院数理学研究院において数学の教育・研究に努められ、同年5月11日に九州大学名誉教授の称号を授与されています。また、同20年4月より同29年3月までの間、久留米大学附設中学・高等学校の校長を務められました。

吉川 敦 名誉教授の専門は数学解析で、先見性のある視点に基づく研究によって関数解析における抽象的な補間空間論、線形偏微分方程式の局所理論、非線形偏微分方程式の大域解や解の挙動、計算機可能解析などの分野の研究に貢献されました。また、九州大学評議員を務められたとともに、九州大学大学院数理学研究科設立や伊都キャンパス理系図書館の設置においても大きく貢献されました。

詳しくは内閣府令和5年秋の叙勲受賞者名簿
https://www8.cao.go.jp/shokun/hatsurei/r05aki/meibo_jokun.html
をご覧ください。