「マス・フォア・イノベーション卓越大学院プログラム」が最高評価の「S」を獲得
大学院数理学府
広報
文部科学省が、平成３０年度から支援を開始した「卓越大学院プログラム」は、新たな知の創造と活用を主導し、次代を牽引する価値を創造するとともに、社会的課題の解決に挑戦して、社会にイノベーションをもたらすことができる博士人材を育成することを目的とする事業です。
本学は、令和２年度に、優れた数学モデリング力を活かして各分野で共創し、イノベーションを創発する卓越した数学博士人材の育成を目的とする学位プログラム「マス・フォア・イノベーション卓越大学院プログラム」が採択され、これまで、本プログラムを推進して参りましたが、令和５年度に、中間評価を受審した結果、最高評価である「Ｓ」評価（計画を越えた取り組みであり、現行の努力を継続することによって本事業の目的を十分に達成することが期待できる）を獲得しました。
今回、本プログラムが特に評価されたのは、令和４年度に研究科等連係課程実施基本組織として、数理学府、システム情報科学府及び経済学府が緊密な連係のもと「マス・フォア・イノベーション連係学府」を設置し、本学の最重要大学院プログラムとして、継続的かつ発展的に実施する基盤を整えた点です。なお、未来人材育成機構の設置及び学内資源を活用した奨励金の拡充など、全学を挙げて、博士人材の教育・研究の高度化を推進している点も高く評価されました。
今後も、優れた数学力・統計力を基盤として数学モデリングを構築し、幅広い分野でイノベーションを創発する卓越した数学博士人材を育成して参ります。