教員紹介

ボルツマン方程式と呼ばれる、希薄な気体(例:地表から100km上空の空気)中における粒子の運動をモデル化した方程式の研究を行っています。特に非切断型と呼ばれる場合における偏微分方程式としての解の存在や一意性、解の性質における研究がここ15年ほどで大きな技術的進展があり、私の主たる研究もそれに関するものです。またそれ以外にも単純化したモデルにおける解の振る舞いや、同じ気体でも異なる設定下での粒子の運動を記述する関連した方程式の解析にも興味があります。