理学部数学科
入学案内

九州大学理学部数学科の入学試験には次の3つがあります。
(外国人留学生向けの入試を除きます。現在は一般選抜の後期試験は行なっておりません。)
入試の正確な情報については、それぞれのリンクと募集要項で確認をお願いします。
(総合型選抜IIについては理学部のページもご覧ください。)

一般選抜前期入試(募集人員 43名)総合型選抜II(募集人員 7名)3年次編入学試験(募集人員 5名)

一般選抜前期入試

九州大学の「入試・入学」ページより、詳細をご確認ください。

総合型選抜II

理学部数学科では学部入学者のうち7名を総合型選抜IIで選抜しています。(入学後は選抜された入試の種類によって区別されることはありません。)総合型選抜IIにおいても、大学で数学を学ぶために必要な力(理解力、思考力、論述力)が重視されることは変わりません。一般選抜に比べてより思考力、論述力を問われる課題探究試験(筆記試験)を行います。(誤解を恐れずに言えば、この論述試験は筆記による面接と我々は考えています。)また、教科書の「問(とい)」レベルの問題に的確に応える能力を問う面接を行います。最終的には大学入学共通テストの成績を含めた総合評価によって選抜します。

この試験で「数学オリンピックでの好成績」や「海外での経験」のような特別なことは要求しているわけではありません。一般選抜前期と比べて特別に準備を要することはありませんので、大学で数学を学ぶことを強く志向する方は是非前期試験と両方に挑戦してください。

3年次編入学試験

3年次編入学試験は高等専門学校を卒業した方に大学で数学を学ぶ進路を与えるために設けられましたが、現在では大学の在籍者や卒業者にも門戸を開いています。(出願資格の詳細は募集要項をご覧ください。)高等専門学校や大学で学んだ上で、数学をより深く学びたいと考える方を歓迎します。募集要項の「求める学生像」と「入学者選抜の基本方針」をよく読んで応募してください。編入学入試の出題範囲については、以下のリンク先にある「募集要項」及び「過去の問題」 を参考にしてください。

入学後は理学部数学科の3年次に編入されます。3年生は数学科で重要な選択必修の専門科目があり、編入の学生は入学直後から多くを学ぶ必要があります。しかしあまり心配する必要はありません。教員が編入生向けの補講などを通してしっかりとサポートします。これまで編入学で入学した学生の多くは4年生になった段階では他の学生と差がほとんどなくなっています。さらに、入学の動機が明確であるために、その後大きく成長する場合が多いというのが教員側の印象です。