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分野別セミナー
均質化理論に基づくマルチスケール解析
- 開催期間
- 2009-10-06 15:30~2009-10-06 17:00
- 場所
- 九州大学伊都キャンパス 伊都図書館3階 中セミナー室4
- 受講対象
- 講師
- 浅井 光輝 (九州大学 大学院工学研究院)
工学系で扱う材料の多くは,微視構造を有しています.例えば,多結晶金属は,工学の設計においては均質材料とみなしますが,SEMなどで観察すれば結晶構造を持つことが確認でき,また各結晶は異方性のあ る力学挙動を示しますが知られています.
その他にも,多孔質材料,複合材料など,ほとんどすべての工学材料は,微視構造を有しているといっても過言ではありません.巨視的な力学挙動は微視構造に少なからず影響を受けるため,微視構造を定義できるだけの解像度で材料挙動を記述するのが理想です.ただし構造設計においては,そこまでの解像度で力学現象を評価するのは賢明ではありません.
今回の話題は,材料を記述するスケール(ミクロ)と構造解析をするスケール(マクロ)の両者を用い,
材料問題と構造問題を同時に解くための一手法である均質化理論を説明し,その理論に基づいたマルチ スケール解析結果を示します.